縄文国意考

復元・竪穴住居写真集
「地面が語る家」

地面が語る家

復元竪穴住居100選

2011年発行、63ページ
2,800円

「趣味の模型」
竪穴住居をつくるの記

趣味の模型

作品紹介と製作製図法

2014年発行、70ページ
2,800円

「縄文大躍進」
〜竪穴住居二五二+α〜

縄文大躍進

小説・茶室と竪穴住居の意想外の関係、断識、竪穴住居屋外復元施設一覧・復元住居イラスト付き

2018年発行、191ページ
2,800円

縄文時代の大躍進を今に伝えるのが地中から出現する無数の竪穴住居址であるなら、戦後の縄文ブーム、大躍進の結果生まれたのが、各地の様々な復元竪穴住居である。それ等、竪穴住居をくまなく巡り、数年がかりで完成したのが、ここに提出する作品「一体これは物好きそのものの身に余る大事業」*1であるところの竪穴住居三部作(縄文「国意考」*2)新しきクニノココロである。

落花生をゆでると、油分が抜けてドングリのような味になる。諸般の事情で、まだドングリを食べずにいる人、まずはこちらをお試しあれ。

鳥居は竪穴住居を作る際「二本の支柱に横木をわたしたところを模して作られたもので、暗に簡素純朴なる先祖の暮らしを、今に伝えると共に、奢侈贅沢を厳しく戒めるものである」*3。江戸時代、五家あった小普請組大工、棟梁の中の一つ、辻内家が秘蔵する古文書「鳥居の巻」には、天地根源造りの絵が添えられており、岩倉市史跡公園の一隅には、竪穴住居を起源とする鳥居建て民家が移築されている等、鳥居と竪穴住居の密接な関係を窺わせる。
「秘するも神道(縄文)、秘せざるも神道(縄文)」*4実に奥深い。鳥居は単に内外を仕切る象徴的な門であるだけでなく、それ自体意味のある特別なものなのである。

「天地の中の虫なる人」*5神道では人間を虫にたとえ、文明の噴火山頂に寝そべり惰眠をむさぼる人間を以て、尊大になるようなことは決してなく、それどころか自然に順応し、神化した鳥獣を、人の見習うべき手本として崇めている。

弥生時代、鳥居形の門に、木彫りの鳥が飾られていたとして、既にその頃竪穴住居を起源とするその門は、トリイと呼ばれていたと思われる。

復元竪穴住居で支柱に股木が使われている割合は、五割、七割、九割…?
答えは約七割である。

DNAの調査では、我々と縄文人との繋がりが、数値で明確に示され、これまで言われてきたように、北海道と沖縄では、縄文人度とも言えるその数値が幾分高かった。「我々の血の中に若干の、山の人と名づくるこの島国の原住民(縄文人)の血が混じていることが、我々にとって実に無限の興味を誘うのであります」*6。どうやら縄文人(原住民)に対する文化的関心度は、DNAの数値をはるかに上回っているようだ。

  • *1、*6:「山の人生」柳田国男 著
  • *2,*5:「国意考」賀茂真淵 著
  • *3、*4:「神路手引草」増穂残口 著

( )内の文言は原文にはない。*3、*6については、文意に沿った修正がなされている。

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